『指導者の資質』
こんにちは、ジュニアインストラクターの真砂です。
昨日の香代子組長のブログに続き、最近指導についていろいろと考えさせられています。
ちょっと脱線します(サッカー嫌いな人はごめんなさい)。
3月から私の頭の中は2つのことでいっぱいです。
1つ目は現在受講中の『PPS2』・・・
アセスメントに向けて特訓中です
そしてもう1つはサッカーの『浦和レッズ』
私は生まれも育ちもずっと埼玉(現さいたま市)でJリーグが開幕した1993年のちょこっと前から応援を続けています。実家が旧大宮市(現さいたま市)にも関わらず、浦和レッズのホームスタジアム(駒場と埼玉スタジアム2002)へ自転車で通える旧浦和市(現さいたま市)に一人暮らしをするぐらい熱くなっていました。
その浦和レッズが去年からおかしくなりました・・・
成績的にはアジアで王者になり、世界3位のクラブという結果でしたが、国内に目を向けるとJリーグはぶっちぎりの首位でほぼ優勝が決まっていたのに最後の最後で逆転され2位、カップ戦は散々な結果に終わりました。
そして今年、Jリーグが開幕し、戦前の予想では優勝候補筆頭、戦力的にもダントツなはずがまさかの開幕2連敗、そして監督更迭に至りました。
今回更迭されたのは「オジェック」というドイツ人の監督です。
なぜこのようになってしまったか?
浦和レッズはJリーグが開幕した1993年から2年間ぶっちぎりの最下位(当時は10チーム中10位)でJリーグのお荷物とまで言われていました。そんな中1995年に「オジェック」が招聘され、なんと3位にまで浮上させてしまった救世主でした。
その後、「オジェック」は一度レッズから去り、チームはJ2落ちなど紆余曲折を繰り返しました。
2004年からレッズは黄金期を迎えました。初タイトルを取ったと思ったら、2006年までにすべてのタイトルを取ってしまいました。
ちょうどその2004年~2006年までを支えたのが「ブッフバルト」というこちらもドイツ人の監督です。
しかしながら家庭の問題で「ブッフバルト」が去り、2007年から再度「オジェック」を招聘。
そして、「オジェック」更迭後、現在監督を務めているのが、「ブッフバルト」・「オジェック」の両監督時代にコーチを務めていた「エンゲルス」です。
この3人のドイツ人監督について比較したいと思います。
「ブッフバルト」
2004年からチームを指揮、元ドイツ代表の選手で浦和レッズでも選手として活躍。監督経験はなく周囲からは不安視されていましたが、持ち前のカリスマ性とコミュニケーション能力で選手からの信頼も厚く、抜群の成績を残した。また、監督経験豊富な「エンゲルス」をコーチに招き、自分の足りない部分を補うと同時に、積極的に意見を取り入れる柔軟性も持ち合わせる。様々なタイトルを獲得後、家庭の問題でドイツに帰国。
「オジェック」
「ブッフバルト」辞任を受けて2007年より就任。第1次政権(1995年~)では、徹底した管理(戦術から私生活に至るまで)で選手に規律を与え、どうしようもないチームの建て直しに成功。スタンスとしては、選手とは一定の距離を置き、コミュニケーションはとらない。嫌われ役に徹しながらも結果を出すことによって選手に認められていた。
しかしながら、第2次政権(2007年~2008年)でも以前と同じスタンスで臨んだ結果、チームは空中分解を起こし、どうしようもないところまで落ちてしまった。
第1次政権では日本代表選手がほとんど皆無であり、チーム状態もどん底、さらに初の外国人監督ということも手伝い選手が従順であった。しかしながら第2次政権下では選手のほとんどが日本代表経験者であり、いろいろな経験もしてきている。能力もプライドも高い。
そんな状況下で、プレーに制約を課し、選手は固定。控えで非常に調子がいい選手がいても、疲れていようが怪我していようがレギュラー選手を使い続ける。控え選手が不満を訴えようとコミュニケーションを取る気もなく、レギュラー選手が戦術に不満を訴えようと聞く耳持たず。選手たちのモチベーションは急落し、その結果、能力の高い選手しかいないのにバラバラなチームとなってしまった。
「エンゲルス」
今年開幕2連敗という状況で監督就任。準備期間がないにも関わらず、選手とのコミュニケーションを最優先事項に掲げ、チームの再建に着手。就任後5戦で、負け⇒引き分け⇒3連勝と徐々に調子を上げてきた。コーチ時代からコミュニケーションを取り続けてきたことから選手からの信頼も厚く、チームに一体感が生まれてきた。
と3人の監督を比較してみましたが、やはり成功の秘訣は選手とのコミュニケーション!!
これはピラティスの指導にも通じるものがありますね・・・